宇宙遊泳

昨日という名の

郷愁が

霞んでゆく

今日という名の

小さな瞬きも

やがて静かになる

明日という名の

時間と空間が

ゆらりと揺れる

ぼくも

きみも

だれもかれも

揺らいで

揺らいで

ゆらゆらり

くらくらり

なぜだろう

振り返るのが

少し怖い

希望も勇気も

遠くへ行ってしまった

そんな気がする

見えない道を

手探りで進む

つかもうとしても

逃げていくもの

それは

なぜだろう

胸の奥に

かすかな痛み

心の欠片が

深紅のリズムに変わる

思い出たちが

静かに揺れている

もし

道が揺らぐのなら

いっそ

夢の彼方へ

旅してみようか

そうだね

そうしよう

なにもかも

風に任せて

宇宙遊泳と

洒落こもう

月も星も

遠い蜃気楼

次元の果てまで

歩く旅も悪くない

流れ星が

キラリ

誰かの涙のように

ふと

立ち止まり

耳を澄ませば

星たちの声

時間の流れる音

ぼくは

そっと

リズムを刻む

ひとつ

ふたつ

みっつ

よっつ

いつつ

むっつ

ななつ

やっつ

ここのつ

とお

ジャンプして

空を見上げる

きらきらと

夜空が眩しい

忘れていたことを

思い出す

気づかなかった

小さな努力

夜空の向こうを翔ける

祝福の白い翼

永遠という名の世界が

静かに広がる

頬を伝う

小さな涙

それは

小さな未来

ぼくの手から生まれた

・・・

そばで眠る

猫たち

愛は永遠

夢を

捨てないで

前に進もう

ぼくたちは

終わりのない

旅人なのだから

ああ

ぼくは今日も

少しだけ

渇きを抱えて

歩いていく

🌙
Black Cat